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大会を終えて(その1)

今大会で予想以上に活躍したのは中1でした。
特にシングルス。
そこそこ出来るかなぁという印象でしたが、
まさか優勝と準優勝まで行くとは・・・。
しかも決勝戦で校内戦??
今まで経験したことのない試合を見せてもらいました。

決勝で戦った二人について印象的なのは、
足をしっかりと動かしていたことと、ラケットが振れていたこと。
明日書くけど、2年は足が動いてないし、ステップも入れない。
でも1年の二人は、相手がボールを打つ瞬間にしっかりとステップを入れて
ボールの後ろに身体を入れていた。
ボールに対して身体をきちんと入れていると、
フォームが安定しラケットもしっかり振れてくる。
まだ、フォアやバック、前後ろの対応が遅いが
これから練習の中で、ボールへの対応の速さを磨いていくと
もっとショットが安定するのではないかと思う。

中1のテニスはショットの安定度合いで試合が決まる。
誰しもチャンスボールを強く打てる訳でもないし
コースを狙って打てる訳でもない。
ミスをしないように、「しっかり足を動かす」という基本ができたことが勝因だ。
それが顕著に出たのが堀○の準々決勝。
対戦相手は、技術的にもコートの視野も堀○よりは格上だった。
だから、スライスで前に落としたり、
それを拾ってもオープンコートに落としたりと、結構掘○を走らせていた。
それでも、諦めず拾っては返して、拾っては返すことを繰り返す内に、
相手に焦りが生まれ、楽なテニスをしていたため足も止まり
最終的には気持ちも切れて、堀○が勝った。
走り勝ちですね。

一方、町○は練習のときは少し安定感が欠けているように見えたが、
試合ではラケットもよく振れていて
見ていて気持ちのいいテニスをしていた。
試合を通して、一つ二つ成長したように思う。
前日まで「試合に行けない」と言っていたのに、
朝いきなり来たと思ったら、最後は優勝なんてサプライズをやってくれる強さに
今後も中心となって頑張ってくれることを願いたい。

今回は4人だけ出したシングルスも、全員3回戦まで勝ち上がるという結果を残した。
試合前は球出し程度の指導しかできなかったが(中2ばっかり鍛えてたので)
基本を試合で忠実に実行した結果だと思う。
声こそ小さくて、ぼそぼそとしか返事はできないが、(特に○堀)
真面目さと素直さを備えているのかな?

さて、忘れそうなほどダブルスはあっという間に終わりましたね。
全然形式練習とか、ボレーの練習とかしてなかったので
当然の結果でしょうか。
この結果は、顧問の責任です。(中2ばっかり鍛えてたので)
それでも、シングルスの結果からストロークにはある程度の力がついたと判断できるので、
後はダブルスの動き方やボレーの技術を身につければ
まだまだ伸びる余地はあるなと思う。

大会結果は驚くほど良い結果でした。
ダブルスは予想の範囲内ですが、
これから成長していけるかどうかは、本人の意志次第です。
今日の練習のように、ぐだぐだとした雰囲気はいらない。
そもそも、そんな雰囲気を醸す者に指導するつもりは全くない。
優勝または準優勝した二人はこれから同学年から追われる立場です。
勝ったからと言って、必ずしも実力が上ではないが、
負けた相手は「次は負けない」という気持ちで練習をするでしょう。
どれだけ前向きに練習をするかによって、成長の度合いは変わります。
良い結果は自信になりますが、それをまた糧に
練習に打ち込んでもらいたいと願います。
by顧問

ひとりごと | 投稿者 ていせんくらぶ 17:54 | コメント(0) | トラックバック(0)